1 |
PLS-60は冷媒量が1,700gまで使用可能です。例えば500gの冷媒量のエアコンサイクルであれば、60mml/1,700g=0.035 0.035*500g=17.5mlということで1台あたり17.5mlを使用します。
|
2 |
エアコンシステム内のフロンガスが残っている場合は回収機等で回収し、冷媒がエアコンシステムにない状態にしてください。
|
|
漏れ止め可能サイズかどうか使用する前に次の手順を必ず行なってください。
エンジンとエアコンをOFFにし真空ポンプを用いて5分間真空引きを行なってください。
5分間の間にゲージマニホールドのメモリが635mm/Hgに達しない場合は漏れが大きすぎるため、漏れをとめることが出来ませんので使用しないでください。
ゲージマニホールドのメモリが635mm/Hgに達したら、真空ポンプを止めて5分間待ちます。
5分後ゲージマニホールドのメモリが585mm/Hg以上を保持していない場合は漏れが大きすぎるため、漏れをとめることが出来ませんので使用しないでください。
但し、漏れの状態によっては上記数値をクリアしていても漏れが止まらない場合があります。上記は目安であり、保証するものではありません。
|
|
4 |
漏れ止め可能サイズであることが確認できたら、エアコンシステムにフロンガスを満充填にしてください。
|
5 |
注入器のふたをまわしながら写真のように取り外します。 |
|
6 |
取り外したふたのホースの先にエアーパージ用アダプターを取り付けます。 |
|
7 |
注入器のピストンハンドルを反時計回りにいっぱいに回すと注入器内部のピストンが下がり、PLS-60の液剤が入るスペースが出来ます |
|
8 |
PLS-60を注入器内に全部(60ml)入れ、液がこぼれないように注意しながら、ふたを確実に閉めてください。 |
|
9 |
注入器のシリンダー内とホース内に空気が入っていますのでエアーパージを行ないます。
注入器を縦にし、ピストンハンドルを時計方法にゆっくり回します。
徐々にピストンが漏れ止め剤を押し上げ、漏れ止め剤をエアーパージ用アダプアTの口金の内部に染み出てきたらエアーパージは完了です。
エアーパージ用アダプタを取り外し、ホース先端の口金の内部に染み出ている漏れ止め剤を、ウエス等でふき取ってください。 |
|
|
R-12の場合は、そのままエアコンサイクルの低圧側サービスポートに接続します。
R-134aの場合は右図のようにR-134a用クイックカプラをホース先端に取り付けてください。 |
|
13 |
冷媒の量に応じてPLS-60の注入量を決めます。例えば600mlの冷媒量の車両であれば、PLS-60は20ml注入するということになります。注入前に注入量を算出してください。
実際の注入量は下記図のようにインジェクター(注入器)本体にメモリが刻印されていますので、注入量の目安にしてください
(Aの1〜25までの1目盛りが2.5mlです)
|
14 |
注入量が決まりましたらエアコンサイクルの低圧側サービスポートに注入器を接続します。
|
15 |
エンジンを始動し、エアコンシステムのスイッチをONにして稼動させ、 エンジン回転数を2000回転以上にしてインジェクター(注入器)のピストンハンドルをゆっくり時計方向に回し、PLS-60を適量圧入します。
|
16 |
低圧側のサービスポートから注入器を取り外し、そのままAエアコンを15分間稼動させ、全サイクルにPLS-60を行きわたらせてください。これで注入作業は完了です。
|
17 |
注入器内に残っているPLS-60はそのまま次に使用でき、またそのまま保管も可能です。但し注入器のふたを開け 、PLS-60を足した場合には、エアーパージの手順を再度行なってください。 |